引き続き九州の方言の話。標準語で「雪が降っている」というとき、意味として
- 空から雪が今降ってきている
- 雪が地面に積もっている
の2つのケースがある。つまり「雪が降っている」と言うだけではこれら2つを区別できない。大阪弁では「雪が降っとる」と言ったりするが、状況は同じである。
これに対して九州(のどこからどこまでかは知らないが)では1.の意味だけを表す「雪が降りよる」という表現がある。妻に聞いてみたら、長崎(これまたそのどこからどこまでかは知らないが)では1.を「雪が降りよる」、2.を「雪が降っちょう」と言うらしい。この表現についていえば九州の言葉の方が優れているようである。