全脳自由帳

より考えるために書く

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

同じ曲を違う人が歌うのを聴く

今日は我が家の2人の娘のピアノの発表会だった。娘たちの出来がどうだったかはおいておくとして、プログラムの中に女性4人による「千の風になって」の合唱があった。「♪わたしのーおはかのーまーえでー」である。この歌、昨年の紅白で秋川雅史が歌ってからヒ…

火車(宮部みゆき)

火車 (新潮文庫)作者: 宮部みゆき出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1998/01/30メディア: 文庫購入: 47人 クリック: 454回この商品を含むブログ (459件) を見る有名なミステリー。こういう作品はまとまった時間のある時に一気に読んだ方がよい。細切れに読むと…

太宰ふたたび

走れメロス (新潮文庫)作者: 太宰治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/02メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 124回この商品を含むブログ (175件) を見る太宰治の小説に出会ったのは高校時代だった。なぜか性に合っていたようで、新潮文庫で15冊ぐらい読ん…

「カラマーゾフの兄弟」を読了する日は来るのか

「罪と罰」の話を書いたので、ドストエフスキーつながりで。あちこちでドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を絶賛する文章を目にする。別にブームになっているわけではなく、世間でそういう評価なのを私が知らなかっただけだろう。驚異の書評サイト「…

関東方言「平気ですか」

東京周辺には、自分のしゃべる言葉を「標準語」だと言う人が多いが、東京周辺に特徴的な言い方というのはある。例えば「端(はし)」を「はじ」と言うのはその1つである。辞書にも「はじ」は「関東方言」として載っている。もう1つおもしろいなと思うのは、「…

読めない小説

「新潮文庫の100冊」というのがある。その名の通り、新潮文庫の本の中から100冊を厳選したもの。1976年から毎年選定されている。小説読みに燃えていた高校時代、この100冊を全部読んでやろうとふと思い立った。1979年・1980年あたりの100冊である。今リスト…

年齢を言わない男たち

私は血液型当て合いっこが大嫌いです。 自分のblogだから声を大にして言いますが大嫌いです。 これの延長で、年齢の当て合いっこも大嫌いです。 『私何型に見えます〜?』 『僕、何歳に見えます?』 このやり取り、正直どうでもいいです。 若槻千夏のブログ…

天才の栄光と挫折 (藤原正彦)

天才の栄光と挫折―数学者列伝 (新潮選書)作者: 藤原正彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/05/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 52回この商品を含むブログ (47件) を見るベストセラーになった「国家の品格」はどうも読む気がしないが、同じ著者のこ…

不思議なCM(4)

「これ、間違いです!」「これ、間違いです!」唐沢さん、イオ光がADSLより安いのはもうわかったから、同じセリフを2回言うのはそろそろやめてくれませんか。イライラするから...。うちもだいぶ前にADSLから光に変えたし。イオじゃないけど。(→ CMのページ。多…

われわれはどこへ行くのか? (松井孝典)

われわれはどこへ行くのか? (ちくまプリマー新書)作者: 松井孝典出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/02/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (27件) を見る「地球学的人間論」の立場から、生命を含めた「地球システム」、その…

人はなぜ太るのか (岡田正彦)

人はなぜ太るのか―肥満を科学する (岩波新書)作者: 岡田正彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/12/20メディア: 新書購入: 3人 クリック: 27回この商品を含むブログ (34件) を見る全然おもしろくなかった。前半は専門的な話の羅列、後半は肥満とダイエッ…

「本が好き!」に加入

「本が好き!」というプロジェクトに加入した。 出版社からプロジェクトに提供される本の中で希望するものを送ってもらい、自分のブログに書評を書く。タダで本が手に入る代わりに書評を書かなければならないというしくみ。第1弾として「探テク 失くしたモノ…