全脳自由帳

より考えるために書く

山本彩 LIVE TOUR 2017 〜Identity〜に行ってきた

11月21日、大阪オリックス劇場でのさや姉のライブに行ってきた。

2枚目のアルバム「identity」がよい、という話はすでに書いたが、それからさらに気に入って、毎日のように聴いている。その勢いでチケットサイトでチケットを入手したのである。

3階席だったのでかなり遠かった、というか高いところからだったが、堪能できた。ライブでもちゃんと通る声で、うまいので安心して聴けた。バックにはSuperflyのバックも務めていた草刈浩司氏(ギター)が入っていた。

「identity」の中では、自作の「陸の魚」とドリカムのカバー「何度でも」が特に気に入っている。「何度でも」はオリジナルよりいいと思う。この2曲は特に感情移入して聴けた。以下のインタビューによると、「陸の魚」はアイドルとソロを両方やることの苦悩を書いたものらしい。

natalie.mu

陸の魚

陸の魚

  • 山本彩
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

しっかりしたミュージシャン。今後が楽しみである。

コンサートの内容とは違うが、驚いたのはアンコール前。「最後の曲」が終わってさや姉とバンドが退場したあと、普通はその拍手のままアンコールの拍手に移ると思うのだが、拍手が止んでしまい、しばらくシーンとしていた。

まあすぐ誰か始めるだろうと思っていたら静かなまま(まあ私も拍手していないわけだが)。「このまま続けばアンコールなしか? まさかな? 」などど思っていたら、ようやく「さやか、さやか」というコールを始めた人がいて、一部の人が呼応して拍手をしだした。

私も手をたたきだした。3階席でそうしているのは全体の3〜4割という感じ。満場アンコールというにはほど遠い。その状態でバンドが出てきた。そこでやっと満場アンコール。

無事3曲やってくれたが、聴く側の「アンコール慣れ」を示す出来事だったのではないかと思う。みんなもっと聴きたかったことは間違いないが、同時にアンコールがあることに慣れきっているから、誰もあえて自分がやりだそうとはしなかった、といったところではなかろうか。こういう光景、他のミュージシャンでも起こっているのだろう。

追記

sirabee.com

翌日の最終日では泣いてたのか。そっちに行った方が…いや、ぜいたくは言うまい。