ジャズウィーク2010の2日目(10/26)に行ってきた。夢乱バンド+ゲストのライブ。
夢乱バンドというのは、1990〜6年に関西テレビで放映されていた「夢の乱入者」という番組で編成されていたバンド。渡辺香津美が毎回いろんなミュージシャンを呼んでセッションを行うという、ファン垂涎の番組だったのだが、なぜか関西ローカルだった。今でも他の地方のギター好きの人にこの番組の話をするとうらやましがられる。
10/26のライブでは、この「夢の乱入者」でレギュラーとして演奏していた渡辺香津美(g)・清水興(b)・東原力哉(ds)の編成が復活し(島田昌典(key)もレギュラーだったが今回は不参加)、さらにゲストが野呂一生・石田長生・山本恭司・吉田美奈子というすごい顔ぶれ。会場が大阪だということを香津美氏御本人のツイートで知り、急いでチケットを申し込んだ。
ツイートに貼られていた、野呂一生・山本恭司との練習風景。曲は懐かしの"Unicorn"。
こちらは香津美・石やんによるプロモーション映像。
さてライブ当日。チケットを買ったのが早くなかったのであまりよい席ではないかもと思っていたら、6列目のど真ん中という、これ以上ないくらいいい席だった。予想通り、客の年齢層はかなり高かったが、ギター小僧とおぼしき若い人も結構いた。
番組でおなじみだった「夢の乱入者のテーマ」で始まる。この曲がベンチャーズの"Walk Don't Run"をアレンジしたものだということに、この日の香津美氏のMCで初めて気づく。20年ごしで膝を打った。
みんな年とったがプレイは若い。特に東原力哉のドラムには感動した。バスドラ連打が腹に響く。若い頃よりパワーがあるのではなかろうか。
途中からはギタリスト4人の競演。まさに堪能。4人もいるとさすがにややガチャガチャするのだが、そんなことは承知の上。各人の個性を満喫できた。山本恭司はさすがロックの人で、ロックの曲をやるとこの人が一番華麗なソロを弾く。
そして吉田美奈子登場。この人の存在感は尋常ではない。オーラという言葉はあまり好きではないのだが、使いたくなる。
アンコールは2曲だった。その最後の曲、有名な曲なのにタイトルがどうしても思い出せず、帰ってからTwitterでつぶやいたところ、@youmouteiさんがリツイートしてくださり、@rufa9さんと@K_misa_maguroさんが"It Don't Mean A Thing"ではないですかと教えてくださった。そうそう、その曲です。デューク・エリントンの「スウィングしなけりゃ意味がない」。超有名曲ではないか。スッキリした。
どんな曲をやったかかなり忘れてしまったが、覚えているものだけ書いておく。
- 夢乱バンド: 夢の乱入者のテーマ, Impressions
- With 野呂一生: Virtual Life, Nessa
- With 石田長生: Round Midnight
- With 山本恭司: Little Wing, Soul Sacrifice
- アコースティックギター×4: Take Five, Unicorn
- With 吉田美奈子: Come Sunday, Satisfaction, Superstition
- 同 アンコール: Get Back, It Don't Mean A Thing