もう先月の話になるが、iPhone 4Sがソフトバンクに加えてauからも出た。私はソフトバンクのiPhone 3GSとauのガラケーの2台持ちにしていたのだが、auから出るのならばと、ソフトバンクは解約(契約解除金9975円也は痛かったが)し、auの方をiPhone 4Sに機種変更して1台持ちに移行することにした。
結果として、解約してSIMなしになったiPhone 3GSが残る。携帯電話網につながらないだけで無線LANはつながるので、iPod touchと全く同じように使えるのだが、この「解約したiPhone」について以下のような不穏な情報を目にしていた。
タイトルの通り、SIMなしの状態でiOSを4から5にしようとするとインストールの途中で止まり、そのまま二度と使えない状態になってしまうとのこと。これはおそろしい。それをユーザに全くアナウンスしていないのは問題だと思うのだが、とにかくSIMがあるうちにと、解約前にiOS 5.0.0にアップグレード。解約手続きの時にソフトバンクショップのお姉さんに「このことはちゃんとユーザに知らせておいた方がいいですよ」と言っておいた。
そこまではいいが、SIMがないと、iOSに5.0.0以降の修正が入っても一切アップデートできないことになりそうである。つまり永久に5.0.0のままということ。それでは困るなと思っていると、GIGAZINEの続報で以下のような記事があった。
ダミーのSIMカード。通信事業者のものではないので、3G回線での通話やデータ通信はできないが、とにもかくにもSIMカードとして認識され、iOSを4から5にすることもできるようになるとのこと。となれば5.0.0以降のアップデートもできるはず。このアクティベートカードと、iPhone 3GSのSIMサイズに合わせるためのSIMアダプタを買った。
3GSに刺してみると、無事「SIMなし」でなくなって「圏外」の文字が出てきた。折しもiOS 5.0.1がリリースされたので、おそるおそるアップデートしてみる。万一使用不能になったらと思うと結構緊張したが、無事成功。
これで3GSを最新iOSで使っていくことが(サポートされているうちは)できそうである。「圏外」のままにしておくと、見つかるはずのない基地局を探しにいって電池を食うと思われるので、機内モードで無線LANだけオンにするという設定で使っている。