- 作者: 中井英夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/04/15
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...で、評価は保留。これは1回読んだだけではわからない。推理合戦、暗合、作中作、数式、真相、そして結末。難解で読み進められないということはないのだが、今一つ小説の中に入り込めないままに終わってしまった。
変な言い方だが、「作者が描いていることを自分はさっぱりつかめていない」という実感がある。この感じは「カラマーゾフの兄弟」と似ている。そういえばどちらにもアリョーシャという人物が登場するしな。カラマーゾフはどうかわからないが、「虚無への供物」はいつかまたじっくり読みたい。江神二郎も1回目はこんな感じだったのかも。