全脳自由帳

より考えるために書く

本を読むための旅

昨日の日曜日は家族と別行動。「読書の腕前」の話で書いた「本を読むための旅」を実行した。私は最も読書に集中できるのが電車の中なので、「旅行のための電車で本を読むのではなく、電車で本を読むために旅行する」というのをやってみたかったのだった。

朝、知事選挙の投票をすませてからJR大阪駅へ。とりあえず西へ向かうことにした。本を読むのが目的なので、特急券は買わない。普通乗車券だけでも新快速を利用すれば結構遠くまで行ける。調べてみると倉敷ぐらいまでは余裕で行って帰れそうなので、倉敷までの乗車券を購入。

相生まで新快速、そこから各駅停車に乗り継ぎ、岡山で途中下車して昼食、さらに各停で倉敷へ。その間、電車の中ではずっと本を読んでいた。ただトンボ返りというのも芸がないので、倉敷では大原美術館へ行って一通り絵や陶器を鑑賞。

大阪へ帰る。行き当たりばったりで適当に新快速と普通列車を乗りついで東へ。またずっと本を読む。読んでいた本があと2〜30ページで終わりというところで大阪に着いてしまったので、環状線を1周して最後まで読んだ。

思っていたよりずっと楽しかった。これはいい。この旅を最初に思いついた時は環状線をグルグル回ろうかと思っていたのだが、切符代がかかっても遠いところまで行って帰ってきた方が絶対にいい。本を読んでいるから景色なんかほとんど見ていないのだが、それでも格段に気持ちがいい。今度やる時はどこへ行こうか。JR路線図をながめて、普通乗車券でどのへんまで行けるものか検討するのだった。