全脳自由帳

より考えるために書く

本を年間100冊読むコツ

何年か前から、本を年間100冊は読みたいなと思い、なんとなく目標にしている。そして昨年、初めて目標を達成した。

「本」と「電子書籍」の合計で116冊。

冊数を数える時のルールとしては、「漫画は除く」「全部読んだもののみを数える(途中でやめたもの、飛ばし読みしたものは含まない)」「上下巻などの分冊になっている作品は、分冊の数をカウントする(上下巻だと2冊)」としている。雑誌やリファレンス的書籍(辞典・事典など)は隅から隅まで読むことがないので、この全部読みルールではまずカウントされない。

今年は今日(11/1)の時点で84冊。このペースでいけば何とか年末までに100冊に届きそうである。

年間100冊(あるいはもっと)読むためのコツとは何か?

同じように年間100冊読もうとしている人はたくさんいるようで、検索してみるといろんな人がいろんなことを言っている。どれもふむふむとうなずけるが、自分に合ったやり方を持つのが一番。私のコツは以下のようなところ。

  • 読みたい本を読む
    これは基本。読みたくない本をガマンして読んでも精神衛生上よろしくないし、スピードも必ず遅くなる。まあそれでも読まないといけないことはあるのだが、その場合は他の本と並行して読むようにする。読書を苦行にしてはいけない。
  • 時間があったらいつでも読む
    これもとても大事。電車を待っている間にも、1駅移動する間にも本は読める。
    近年の最大の敵はスマートフォンである。大事なスキマ時間をスマホいじりで浪費しないように心がけることは必要。
  • つまらなかったら読むのをやめる
    「読みたい本を読む」と呼応して、これも大事。「もったいないから」といってガマンして読んでもいいことはない。
  • 買って読む
    これは人によって違うところで、図書館派の人もいる。私は本を割とぞんざいに扱いたい(線を引いたり付箋を貼ったりはしないが)方で、カバンに投げ込んだり、風呂で読んだりする。こういうことは借りた本ではできない。それに、本に関しては所有欲のようなものが結構あるのである。場所を取るので結局困ることになるし、金もそれなりにかかるが。
  • 同時に複数読む
    これができないと言う人が多い。私も昔はそう思っていたが、やってみるとそんなに難しいことではない。そもそも普段から、読書とその他の雑多なことを並行してやりながら暮らしているのである。読書と読書を並行してできないはずがない。
    カバンにはいつも2〜3冊は入れておく。いつどれを読みたい気分になるかわからないからである。その時々で読みたいものを手にとる。
  • 記録をつける
    蔵書はすべてブクログに登録し、読んだものは「読み終わった」状態にしている。「読書グラフ」の機能を使えば、今年何冊読んだかがわかる(この機能、ブラウザ版だけでなくアプリ版にもつけてほしい)。励みになるし、どのくらいがんばればいいかもわかる。
  • 紙の本と電子書籍を使い分ける
    電子書籍は安いし速く読めるし場所を取らないのだが、どうも読んだ気がしない。いわゆる新書系の「内容がわかればいい」本のみ電子書籍にして、小説、科学などの本は基本的に紙で読むことにしている。これも慣れてくれば変わっていくかもしれない。
  • 途中でやめている本の棚卸しをする
    年末が近づいたら、途中でやめている本(ブクログで「今読んでる」状態になっている)をチェックし、読んでもいいかなと思えるものを再開して冊数を稼ぐ。今年もそろそろ棚卸しをしないと。

他に役立ちそうなものとして、「速読」についても調べたことがあるのだが、どうもなじめそうにないので今のところ深く追求していない。もっと速く読めるようになればグッと楽になるのだが。