
- 作者: 清涼院流水
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/04
- メディア: 文庫
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (63件) を見る
屍体装飾、遠隔殺人、アリバイ工作。作中作で示される「推理小説の構成要素三十項」を網羅するかのように、陸の孤島・幻影城で繰り返される殺人事件。「芸術家(アーティスト)」を名乗る殺人者に、犯罪捜査のプロフェッショナルJDC(日本探偵倶楽部)の精鋭が挑む!
作者の勧め通りに、
と「清涼 in 流水」の順で読むことにしているので、これは「ジョーカー」の上巻であると同時に4冊中の2冊目でもある。
時間軸としては「コズミック」より先に起こった事件。「コズミック」ほどではないが、人がたくさん死ぬ。
文章はかなり読みやすい。メタミステリー的要素が露骨なのだが、バカミス的要素も多くて、いったいどうなることやらと思わせる。次の「ジョーカー 涼」でいったんは話が終わるはず。感心することになるのか壁に投げることになるのか、現時点では全然わからない。