全脳自由帳

より考えるために書く

OSからのメッセージ

今までMS-DOSUNIX→(MacOS)→Windowsと使ってきたが、その中の歴代「最悪OS」ランキング1位はWindowsMe、2位はWindows98。どちらもとにかくよくハングアップして、明らかに仕事に支障をきたしていた。ちょっとアプリケーションをたくさん開くと、あるいは何時間か使っているとうんともすんとも言わなくなる。こうなると普通の「スタート→Windowsの終了」で落とすことはできず、Ctl+Alt+Delも効かないことが多かった。しかたないのでPCのリセットボタン(あれば)を押すか電源を強制的に切って入れ直すのだった。

こういう落とし方をして立ち上げるとたいていファイルシステムの修復(ScanDisk)が走るが、その時に以下のようなメッセージ(今はもう見られないので、内容は全くのうろ覚え)が出る。

ファイルシステムを修復しています。パソコンを強制的にシャットダウンさせたことが考えられます。シャットダウンは「スタート」メニューから行うようにしてください。

これを見るたびに私は叫ぶのだった。

「それがでけへんから強制的にシャットダウンさせとるんじゃあ!」

このメッセージを実装した人は、ハングアップしてどうしようもなくなってリセットした時にも同じものが表示されること、そしてそれがいかにユーザの神経を逆なでするかを想像できなかったのだろうか。このことに限らず、どうもWindowsというのはユーザに優しくない、冷たいOSだという印象が消えない。昔ちょっと使っていたMacintoshからは「ね? 楽しいでしょ?」というメッセージが聞こえてきたけどな。