- 作者: 貫井徳郎
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 1998/03
- メディア: 文庫
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「若者たちの失踪の背後にあるものを探って欲しい」依頼に応えて、環敬吾はチームのメンバーに招集をかけた。私立探偵・原田柾一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄。三人のプロフェッショナルが静かに行動を開始する。暴かれる謎、葬り去られる悪。ページを捲る手が止まらない『症候群』三部作第一弾!
しかし人間ドラマとしては悪くない。1つのテーマのもとに、事件と並行して環チームのメンバーの人生と事件が語られる。この形式は続きそう。この作品を薦めてくれた友人にも「とにかく3作とも読むこと」と言われている。あと2作、「誘拐症候群」「殺人症候群」も読んでから改めて振り返ることにしよう。
この文庫版の解説には、本作自体のネタバレに加え、「慟哭」と「誘拐症候群」のネタバレまで含まれている(ちゃんと警告はされているが)。「慟哭」は既読なので問題なかったが「誘拐症候群」はこれからなので、解説を最後まで読めなかった。