ちょっと話はそれるが、2000円札を考慮に入れた場合の「コンパクト」な構成を厳格に定義すると、前回書いた「コンパクト」の定義のうち
- 1000円札は0〜4枚
の部分は
と変わる。つまり1000円札が2枚あるのはムダと見なされ、できる限り2000円札で持つ(もちろん5000円以上になったら5000円札を入れる)とするわけである。しかし現在の2000円札の普及状況を考えるとこれは現実的ではない。現実的な定義としては、2000円札はあってもなくてもよいというものになるだろう。つまり単に
- 2000円札と1000円札を合わせた金額が4000円まで
という定義。たとえば3000円を持つのに2000円札1枚・1000円札1枚でもいいし1000円札3枚でもいいとするのである。
といっても、滅多に見ない2000円札のことを考慮に入れるのは面倒なので、次回以降の議論では2000円札の存在は無視し、財布の中にも釣銭にも2000円札は含まれないものとする。