全脳自由帳

より考えるために書く

猫舌は体質ではないという話

子供のころ、猫舌だった。熱いものを飲んだり食べたりするのが苦手で、他人よりかなり時間がかかっていた。しかしある時期から苦手でなくなった。熱いものを飲み込む方法をなんとなく会得したからである。今はコーヒーを淹れたらすぐ飲めるし、ラーメンを食べ始めるのにさめるまで待つということもない。

という経験から、「猫舌猫舌っていうけど、結局テクニックの問題なのでは?」という疑念をずっと持っていた。熱いものが苦手かどうかは、口の中の皮膚の耐性の差とかではないような気がするのである。

猫舌についてNHKの「解体新ショー」で採り上げられたらしい。見逃した。番組HPに解答が載っている。

Q. どうして猫舌の人がいるの?
元来ヒトはみな猫舌。しかし熱い湯を飲むとき、熱さに敏感な舌先に触れることなく、すするという舌の使い方を会得すると、熱い物が飲める。この舌の使い方がうまくないのが猫舌。

NHK 解体新ショー 2007年11月17日放送

やはり飲み方・食べ方の問題であったかと溜飲を下げる。この放送を観た人のエントリも見つけた。

で、肝心のテクニックはというと、舌先に熱に敏感な神経が集まっているので、
舌先を(下の)前歯の裏にあて、丸めるようにガードして、熱いのが直接(舌先に)当たらないようにし、更に、空気を一緒に吸い込むようにして、冷ましながら飲むと、いいようです。
(慣れている人は、それをさりげなくやるみたい)

枕石漱流日記: 猫舌は、克服できる?/解体新ショー より

なるほど。自分が熱いものを飲む時を思い出すと、確かにそうしている(猫舌の人はしていないのだろうか?)。いずれにしてもやり方の問題であるなら、自分は猫舌だと思っている人も改善の可能性は十分あるはず。