
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/11/15
- メディア: 文庫
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「そして二人だけになった」みたいな終わり方でないことを祈りながら読んだが、大丈夫だった。これまでの6作の中で一、二を争うぐらいおもしろかった。全然わからなかったトリックがきれいに明かされて膝を打ち、スッキリ。「私は、必ず脱出する。それが、私の名前だからだ」...深い。解説は引田天功(プリンセス・テンコー)。これ以上はない人選である。
この作品には奇数章(第1,3,5,...章)しかなく、次の「夏のレプリカ」とセットになっている。読んだ感覚が残っているうちに次を読まねば。