The Curious Incident of the Dog in the Night-time
- 作者: Mark Haddon
- 出版社/メーカー: Vintage
- 発売日: 2004/04/01
- メディア: ペーパーバック
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主人公は15歳の自閉症の少年Christopher Boone。近所の犬が殺されるところから彼の冒険が始まる。話は最初から最後まで彼の一人称で語られる。これが英語がやさしい理由でもあるのだが、読者はできごとを全て彼の変わった文章を通して知り、Christopher自身を含めて登場人物の感情もそこから読み取ることになる。このあたりが好みの分かれるところかもしれない。
筋とは直接関係ないが、Christopherは天文学や数学を中心とした科学が好きなので、章の番号が全て素数になっていたり、「天の川(Milky Way)にはなぜたくさん星があるか」「モンティ・ホール問題」といった科学の話題が出てきたりする。そういう話の好きな人には読みやすいかも。
友人によると、もう1冊「Life of Pi」というのもオススメだそうである。こちらは英語が若干難しそうだが、そのうち読んでみたい。しばらくは、ダレン・シャンシリーズとその他の本を交互に読みながら並行して"Big Bang"を少しずつ読む、という感じにしようかと思う。
- 日本語版: 夜中に犬に起こった奇妙な事件