荒川静香、金。よかったよかった。下手をするとメダルなしに終わりそうな日本に「実力ないのにみんな騒ぎすぎ」とシニカルに構える準備を心の中でしていた自分を恥じるのであった。
ショートプログラムが終わったあと、外国人記者何人かに「誰が金メダルを獲ると思うか」とインタビューしていたのを見た。その中の1人が「意志の強さは荒川が一番」と言っていた。その記者の金メダル予想は荒川ではなかったが、意志の強さなんてものが伝わるもんだなと感心した。そしてその意志を成就させた荒川はすばらしい。
荒川のフリーの演技は素人目にも伸び伸びと充実していた。それにしてもコーエンとスルツカヤが両方とも転倒するとは思わなかった。やはりオリンピック、重圧は相当なものがあったに違いない。それでもそのあとうまくまとめて銀と銅。これも意志の力のなせるわざである。