映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は私が大学生だった1985年に大ヒットし、PART3まで作られた。まわりでは「観ているのが当たり前」な映画だったが、天邪鬼な私は一切観ていなかった。
最近NHK-BSで3作とも放映されたので、この機会に録画して家族で全部観ることにした。妻は公開当時に「当たり前」に観たらしい。私と娘たちは初めてである。
今さらながら、どれもおもしろかった。タイムマシンや時間のパラドックスをうまく処理している。
PART2で1985年から30年先の未来である2015年にタイムトラベルするが、観ているこちらもすでに23年先の2008年に来てしまった。映画の中で2015年に実現されていること(空を飛ぶ車、自動的に体にフィットしたり乾いたりする服、空中に浮くスケボーなど)のほとんどはあと7年では実現されそうにない。
PART3では100年前の1885年に行く。祭りでのバンド演奏のシーンがあり、バンジョーがバリバリのスクラッグススタイルの音を出していた。この時代にはまだそういう奏法はなかったはずだが... と思ってバンドを見ると、4弦バンジョーをフレイリングで弾いている。音と映像が合っていない。御愛嬌。