全脳自由帳

より考えるために書く

ハリー・ポッター原書に四苦八苦

Harry Potter and the Philosopher's Stone

Harry Potter and the Philosopher's Stone

ハリー・ポッターと謎のプリンス」日本語版発売。当然のように売れている。

私は第1巻の「ハリー・ポッターと賢者の石」しか読んだことがない。割とおもしろかったので、ふと原書で読んでみようという気を起こして「Harry Potter and the Philosopher's Stone」を買い、前からほしかった電子辞書まで買って読み始めて愕然。毎ページ10回も20回も辞書を引かないと読めないのである。自分の専門分野の技術書なら、専門用語にもともと英語が多いこともあってほとんど辞書なしで読めるのに、子供向けのハリー・ポッター本に知らない単語がゾロゾロ。特に、意味としてはなんということのない平易な単語ほど知らない。いかに自分の語彙が偏っているかを思い知ったのだった。結局ハリーがホグワーツへ旅立つところまで行かずに中断している。

といっても、イギリス英語で書かれた原書をアメリカ英語に訳した「Harry Potter and the Sorcerer’s Stone」(タイトルまで違う)も出ているぐらいなので、ネイティブの人でもそう簡単ではないのかもしれない(子供にとっては、というだけかもしれないが)。

この第1巻が売れていたころ、原作者のJ. K. ローリングがイギリス人だということを知らなかった私はイギリス人の友人に「ハリー・ポッターはイギリスでも有名なのか?」と聞いてしまった。彼は怪訝な顔をしながら「みんな大好きだ」と言っていた。逆に昔アメリカ人に「イチローは日本でも有名なのか」と聞かれたことがある。愚問度としては同じくらいか。