全脳自由帳

より考えるために書く

FARAWAY LAND (RON BLOCK)

Faraway Land

Faraway Land

 

アリソン・クラウス&ユニオン・ステーションを聴くといつも、本当に磐石のメンバーだなと思ってしまう。ジェリー・ダグラス(d)についてはもはやどうこう言う必要もないと思うが、さらにダン・ティミンスキー(g, m)とロン・ブロック(bj, g)がしっかりしていて、何を弾いても怪しい感じが全然ない(バリー・ベールズ(b)のことはよくわからんが)。彼らをバックにアリソン(f)の珠玉のボーカル。問答無用。

ロン・ブロックを初めて見たのは1992年のマール・ワトソン・メモリアル・フェスティバル(現在のマールフェスト)だった。ちょうどアメリカ西海岸に長期出張中だった私は休みを利用してアメリカ大陸を横断し、ノースキャロライナまでフェスを見に行ったのだった。昼はステージを見て、晩はキャンプ場でいろんな人とジャム。楽しい経験だった。

このフェスのユニオン・ステーションのステージでロンは「新加入のバンジョープレーヤー」として紹介されていた。なにせアリソン・ブラウンの後釜だったので、ビジュアル的には「なんでこんなムサいおっさんが...」と思ったものだったが、プレイの方はすっかり気に入ってしまった。

これはCDとかではなく生のライブで聴かないと本当にはわからないかもしれないのだが、とにかく力強いのである。バンジョーの力強いロールというのは心地よい。それにこの人の弾くフレーズはどことなくユニークである。友人のバンジョー弾きが「ロン・ブロックは変なところでチョーキングする」と言っていたが、そのあたりにユニークさの要因があるのかもしれない。

FARAWAY LAND」はロンのソロアルバム。最初は聴いたあと1曲目(表題作。ユニオン・ステーションのライブDVDでも演奏していた)しか記憶に残らず、「やっぱり彼はサイドマンが似合ってるのかな」と思っていたが、何度も聴いていると他の曲も結構味が出てくる感じで、だんだん気持ちよくなってきた。それに最近はビジュアルのムサさもやわらいだ気がする。こっちが慣れてきただけか?