1曲だけのためにアルバムを買うということがある。昔「20歳のめぐり逢い」がどうしても聴きたくなって、シグナル(っていうグループ、知ってる人はもう少ないでしょうな)のアルバムを買ったことがあった。
先日、近所の100円ショップで買い物をしていると、有線放送で沢田知可子の「会いたい」が流れてきた。思わず足を止めて聴き入ってしまった。何度聴いても心にしみる曲である。沢田知可子といえばまずこの曲、というぐらいの代表作。この曲は最初からシングルで発売されたわけではなく、1990年のアルバム「I miss you」からのシングルカットで大ヒットしたらしい。「神田川」パターンである。
そして今日、こんなニュースを見つけた。
記事はいずれ消えてしまうと思うので、最初の部分を引用する。
発表!! "これが私の泣ける1曲"!
週刊エンタテインメント誌「oricon style」は9月9日発売号で、読者及び、オリコンの自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】による、『タイプ別「これが私の泣ける1曲」』のアンケート結果を発表した。
『「サヨナラ」に思わず涙がポロリ ―別れの歌BEST5―』での1位は、沢田知可子「会いたい」。「とにかく歌詞に泣かされる」(埼玉県・22歳男性)、「リアルに曲の情景が浮かんでくる」(三重県・25歳女性)、「死んだ彼を歌った歌詞がとても切ない」(北海道・22歳女性)など、歌詞が紡ぐ切ない世界が共感を得て、高い支持を受けているようだ。
(略)
こういう調査では、若い人が知っていてかつみんなの耳に残っている最近の曲が入ることが多いと思うが、15年前の曲が1位になるというのはすごい。しかも記事を見る限りでは20代の人がかなり挙げているようである。カラオケの影響が大きいのかもしれないが、「時代を越えて歌い継がれていく曲」の1つになるだろう。
そんなことを考えていたら、「会いたい」と「I miss you」の他の曲がどうしても聴きたくなってきた。すでに廃盤のようだが、「I miss you」の中古盤を注文してしまった。届くのが楽しみである。