全脳自由帳

より考えるために書く

検屍官(パトリシア・コーンウェル)

検屍官 (講談社文庫)

検屍官 (講談社文庫)

妻が持っていた本。このシリーズを愛読していたらしい。

襲われた女性たちは皆、残虐な姿で辱められ、締め殺されていた。バージニアの州都リッチモンドに荒れ狂った連続殺人に、全市が震え上がっていた。犯人検挙どころか、警察は振回されっ放しなのだ。最新の技術を駆使して捜査に加わっている美人検屍官ケイにも魔の手が―。MWA処女作大賞受賞の傑作長編。

まあまあか。検屍官の仕事については、作者の経験に裏打ちされた詳細な描写がなされている。そういう方面に興味のある人にはいいかもしれない。犯行の真相についてはちょっとリアリティに欠ける感じかな。それにスリルはあまり味わえなかった。

翻訳は自然で読みやすい。この検屍官シリーズは現在第15作まで出ているようである。