マーティ・フリードマンがアメリカと日本の音楽の違いについて説明している動画(英語)がある。
Differences between American & Japanese music (chords progression example)
「日本では、日本音楽の典型的なコード進行やメロディが、ビジュアル系やヘビーメタル、ポップ、ダンスミュージックを含めた多くのジャンルにわたっての基礎となっている」ということを強調している。
たとえば、西洋の音楽で典型的なC G Am F…というような4つのコードでの展開が、いきものがかりの「ありがとう」では複雑な進行(C Bm7-5 E7 Am7 Gm7 C7…)になっていると説く。
日本人として、オリジナリティがあると言われるのはうれしいのだが、私には日本の音楽は洋楽のマネから発展してきたという意識が強い(私ぐらいの世代にはそういう人が多いのではなかろうか)ので、「日本の音楽はそんなに違うのか?」と、話を素直に受け取れず戸惑ってしまうところがある。「ありがとう」のような感じのコード進行の曲、洋楽にはなかったっけ?
マーティ・フリードマンによる日本音楽の解説動画をもう1つ(これも英語)。「日本の伝統音楽を基調にした短調のサウンド」「ジャジーなコード進行(上記「ありがとう」のような)」を特徴として挙げている。
Guitar Lesson: Marty Friedman - Japanese style guitar improv
ところで最近、そのマーティも絶賛しているBABYMETALをよく聴いている。確かに、日本のオリジナリティあふれる音楽。中でもこの「ギミチョコ!」はミュージックビデオとして完璧だと思う。