最近、iPhoneを寝床に持ち込むのをやめた。
目覚まし時計を兼ねて、寝る時にはいつもiPhoneを横に置いていたのだが、ちょっと寝つけないとついついiPhoneでなんだかんだ見てしまう。明らかに睡眠時間をロスしている。寝る前に液晶画面を眺めるのは安眠の妨げになるという話もある。
やってみると快適である。「もう寝るしかない」という状況はいい。昔はずっとそうだったはずで、めでたくそこに戻ることができた。
そのために、目覚まし時計を新しく買うことにした。どんなものがほしいかと考えてみると、要求仕様は以下の5点。
- 電波時計である
今時、これは必須でしょう。時刻を補正する必要がないというのは大きい。 - アナログの針がついている
夜中に目が覚めた時に、針の方がわかりやすい。まあこれまでiPhoneのデジタル表示でやってきたのではあるが、わざわざ目覚まし時計を買うなら針はほしい。 - アラームの時刻をデジタルで合わせられる
電波時計であるからには、アラームが鳴る時刻もピッタリ合わせたい。針では正確にならないので、アラーム合わせだけデジタルでやりたい。 - スヌーズ機能あり
割と寝起きのいい方ではあるのだが、一応間隔をおいて複数回鳴らしてほしい。 - 秒針のコチコチ音がしない
実はこれが一番大事。コチコチ音がすると寝られないのである。ホテルに泊まる時にも、部屋の時計からコチコチ音がするときは電池を抜いて寝る(朝起きてから戻して時刻を合わせる)ということをしているぐらい、とにかく気になる。そういう人は結構いるようで、最近は「連続秒針なので寝る時に音が気にならない」ことをうたった時計が増えてきた。
いろいろ検索してみても上記の仕様を全て満たす目覚まし時計はなかなか見つからなかったのだが、唯一この時計がいけそうだった。

カシオ 電波目覚まし時計 エディオンオリジナル keyword キーワードブルー TTM-160KNJ-2KBJR
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説明書を見てみると、秒針停止は「アラームON時に、アラーム時刻の約8時間前から止まります」とのこと。これは微妙な仕様。8時間以上寝たい時は、我慢して秒針の音を聞きながら寝るか、8時間後にアラームを設定して一度起きないといけないことになる。普段8時間以上寝ることはほとんどないが、体調がよくない時にはそういうこともあるのでちょっと困る。また、アラームなしで少し横になりたい、という時もいちいちどこかの時刻にアラーム設定しないといけない。
そもそも「秒針停止機能」ではなくて「連続秒針」にしてくれればいいし、それだとコストが高くつくというのならいっそ秒針なんかなくてもいいのだが。なかなか要求通りの商品というのはないものである。
買い直すとしたら、「アナログ針つき」をあきらめてデジタル表示だけのもの、もしくは液晶で針を疑似表示したものになると思う。どうするか思案中である。