全脳自由帳

より考えるために書く

「ゆるせない話」のゆるせない演出

4月から「人志松本の○○な話」が始まった。毎回主旨を決めていろんなタイプの「話」をやろうという番組。とりあえず最初の4回は「ゆるせない話」だった。私は「すべらない話」より「ゆるせない話」の方が好きなぐらいなので、毎週観ている。次回(明日)は「好きなものの話」らしい。他にも「鼻につく話」「ヨダレが出る話」「すべらない話スピンオフバージョン」もやる予定だという。

その「ゆるせない話」だが、4回目の先週から変な演出が始まった。話の途中で突然「怒りのピークまで15秒前」というテロップが出て、14, 13,...とカウントダウンが始まるのである。

まったくもって邪魔。「人志松本よ、おまえもか」と言いたくなる。こちらはおもしろい話を聴きたいだけなのに、いちいちカウントダウンなど入れて興をそぐ必要がどこにあるのか。しかも0秒になったところで別に怒りがピークになっているようには見えない。意図がわからない。

さらに、一通り語り終えたところでその話の要約のようなテロップ(話を選ぶ時に使うタイトルとは別の内容)が出る。要約してくれなくても、こちらは話を聴いているからわかっている。これも全くの邪魔。

こうやって過剰な情報を与えてわざわざおもしろくなくしてしまうのはなぜなのだろう。話の一言一句をテロップで出す(これも他ではすっかり一般的になってしまったが)ようなことをしていないだけまだましだと思わないといけないのか。

検索してみると、このカウントダウンに怒っている人は結構いて、フジテレビのサイトにある「みなさんのメッセージから」にもそういう主旨のものがあった。次からなくなってくれるとうれしいのだが。