全脳自由帳

より考えるために書く

タバコ自動販売機の顔認証

福島県喜多方市内で9月中旬、たばこを持っていたとして県警喜多方署に補導された市内の無職少年(17)が、顔認証機能付き自販機でたばこを買ったと話していることが分かった。「顔をしかめたら買えた」と話しているという。
顔認証機能付き自販機は、機械のカメラに客の顔を撮らせ、しわや骨格などから大人かどうかを自動的に識別してたばこ販売する。県警少年課によると、少年は顔をしかめるようにして機械に顔を認識させ、大人と誤らせたらしい。8月に補導された別の少年数人も同様の手段で、たばこを買ったと話しているという。
県たばこ販売協同組合連合会によると、顔認証機能付き自販機は7月に財務省の認可を受けた。しかし雑誌の顔写真などで買える場合もあり、同連合会は9月、問題点を指摘する意見書を財務省に提出した。
一重靖夫会長は「年配の男性が丸刈りのため、子供と判断されて買えなかったという話も聞いた。顔認証機能の精度に問題があるのではないか」と話した。

毎日新聞: たばこ:顔認証機能の自販機、顔しかめ買えた…福島の少年

これほど間抜けな話も少ないと思う。20歳に達しているかどうかを顔認証で正確に判別できるわけがない。運用してみないとわからなかったのか。「問題点を指摘する意見書」て。

taspoの意義にも疑問はあるが、それにも増して「代わりに顔認証でもOK」という考え方が全く理解できない。未成年が購入するのをマジメに防ごうとしているとは思えないのである。