全脳自由帳

より考えるために書く

「大人の科学」の茶運び人形を作る

大人の科学マガジン Vol.16 ( ミニ茶運び人形 ) (Gakken Mook)

大人の科学マガジン Vol.16 ( ミニ茶運び人形 ) (Gakken Mook)

小学生のころ毎月購読していた、学研の「○年の科学」と「○年の学習」。特に「科学」の付録が楽しみで、欠かさず作っていたものだった。特に思い出に残っているものを挙げると、「パン作りセット」「ピンホールカメラ」「プランクトン飼育セット」「アリの巣観察セット」かな。

今は娘が購読しているのだが、自分でまた付録を作ってみたいという衝動にかられることがある。そんな欲求を満たしてくれるのが同じ学研の「大人の科学」という雑誌(「科学」である。「おもちゃ」ではない)。

一度購入したいと思っていたところ、目にとまったのがVol.16の付録であるミニ茶運び人形。江戸時代に細川半蔵が著した「機巧図彙」にあるからくり人形をプラスチックで再現しているという。「乱れからくり」という小説を読んだところでもあったので、ムラムラと作りたくなってAmazonで購入。

不器用な私でも、本体は30分ほどでできた。動きは複雑なのに構造は意外とシンプル。からくりの奥深さを垣間見る気がする。もちろん電池など使わない。ゼンマイを巻いて、人形が持っている盆に茶碗を置くと歩きだし、しばらくするとおじぎをしてからまわれ右をして逆に進む。茶碗を取ると止まる。ちゃんと動いた。思わず快哉を叫ぶ。

紙で作る着物もついていて、こちらは「製作時間1時間半以上」とある。これには手こずって5時間ぐらいかかった。それでもちゃんと着物を着た人形ができて大満足。さっそく家族に披露したところ、好評だった。

また衝動にかられたら別の付録を作ってみよう。