全脳自由帳

より考えるために書く

冷たい密室と博士たち(森博嗣)

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

S&Mシリーズ第2作(本当は1作目だったらしいが)。第1作(本当は第4作だったらしい)の「すべてがFになる」ほどのインパクトはなかったが、スッと入っていけて最後まで緊張感が持続したし、トリック明かしも楽しめた。事件の背後にあった人間ドラマには感銘を受けたし。

第1作と同じく、登場人物がやたらタバコを吸いコーヒーを飲むので、こちらもほしくなってくる。読んでいる間はコーヒーの量が増える。昔タバコをやめた直後ならガマンできずに吸っていたかも。

この人の作品(少なくともS&Mシリーズ)は私に合っている感じがする。単に大学の理科系の研究室が舞台だからというわけではないと思う。引き続き読んでみよう。