「
異邦の騎士」を読む前に
御手洗潔ものをいくつか読んでおいた方がよいと聞いたので、3冊目。短編4作。
- 「数字錠」
話そのものはよかったが、数字錠の謎解きには拍子抜け。タイトルになってたら期待するではないか。
- 「疾走する死者」
「斜め屋敷の犯罪」と相通ずるものを感じる。関係ないけど、御手洗潔がギターの超絶プレーヤーだという設定、やりすぎではないか。「少なくとも日本じゃあトップもトップ、断トツもいいとこだぜ」て。
- 「紫電改研究保存会」
シャーロック・ホームズへのオマージュですな。
- 「ギリシャの犬」
よくできた話。犬好きの御手洗潔には感情移入できないけど。竹越刑事がえらくおとなしくなっていた。