- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/05/01
- メディア: 文庫
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英語の小説にちょっと疲れていたところだったので、内容がスラスラわかるのが楽しくてページが進む。...と思っているうちに、速く読めるのはこの小説の内容自体に没入しているからだということに気がついた。私と同じく妻と娘のいる主人公に感情移入しながら。
後ろの1/3ぐらいは出張帰りの新幹線で読んだ。読み終えてしばらく呆然。感動したとも言えるし、暗い気持ちになったとも言える。新幹線に乗る時は「着くまでに読み終えたら別の本を読もう」と思っていたのだが、そうする気になれず、降りるまでただボーッとしていた。
いずれにしても傑作だと思う。他の東野作品も読んでみることになりそうである。