日本では、子供の名前に使える文字は、法律(戸籍法と戸籍法施行規則)で以下に限られている(⇒人名に使える文字)。
合計3101字。例えばアルファベットは使えないので、「Taro」とか「A子」とかつけることはできず、役所で拒絶される。
はてなブックマークで見つけた以下の記事。
ひらがなといえば、私の古い友達に「沙綾」と書いて「さあや」と読む名前の子がいた。読んだ感じがとてもかわいくてうらやましく思ったりしていたのだが、彼女はメールでは「さぁや」と名乗る。読み的にはそんな感じだけど、これって実際子どもの名前として許されるのか!? 「さーや」はOKなはずだけど、「さぁや」は?
エキサイトニュース: 名付けに「ぁ」などの小文字は使えるの?
メガネっ娘アイドルの「時任ぁみ」も本名じゃないらしいし、どうなんだろう……。
これは気がつかなかった。そりゃ使えるだろうと思って後を読むと、役所に聞いても結局はっきりしなかったようである。
こういう役所の対応がどうも理解できない。法律で決まっているのだから、その範囲なら全てOK、はずれていれば全部ダメでいいのである。もっと細かく(例えば「ぁ」「ー」などは1文字目には使えないとか)注文したければ法律でそう決めればよい。昔の悪魔ちゃん事件もそうだが、不自然な名前をつけて子供が苦しんでもそれはあくまで(←シャレではない)親の責任で、役所がそんなところに介入すべきではない。それこそ「お役所仕事」で片づけてくれればいいのに。
ところで、しょこたんこと中川翔子の本名は「中川しようこ」だそうである。「しょうこ」ではない。
本名の「中川しようこ」は、母親が娘の名前を「薔子」として区役所に提出しようとしたが、「薔」の字が常用漢字及び人名用漢字でなかったため受理されず憤慨、怒りのあまりその場でひらがなで書き殴ってきた事による。本来なら最悪でも「しょうこ」となるはずだったが、書き殴ったために戸籍上「しようこ」となった。この事を彼女が知ったのは、成人になってからである。
Wikipedia - 中川翔子
役所はこれは止めてくれなかったわけである。それでいいのだが。