全脳自由帳

より考えるために書く

逆上がりできた

長女が鉄棒の逆上がりができるようになった。正直言って、うれしくてしょうがない。親バカ丸出しだが。

逆上がりに限らず、得意な人と苦手な人の差は何においても大きいものである。持てる者と持たざる者との間には深い川が横たわっている。私も鉄棒は苦手だったので、逆上がりができるまでには苦労した。対して器械体操の得意だった妻は「遊んでいるうちに自然にできたから、練習した記憶がない」という。そういう人は多い。残念ながら長女は器械体操に関しては私に似てしまったようで、できるようになるまでにかなりの練習量を必要とした。

同じ逆上がりでも人によって回り方に特徴があるようである。私は力に任せて無理やり回っている感じだったが、長女は女の子だけあって、あまり力を入れずにコンパクトに回る。大したものである。親バカだと笑わば笑え。

私の時は、父が私のために庭に鉄棒を作り、逆上がりの特訓をされた。手にさんざんマメを作ってついに回れた時のうれしさは忘れられないし、それは「持てる者」には持つことのできない財産だと思っているが、今回長女ができるようになったのはその時よりはるかにうれしい。あの時の父も同じような気持ちだったのかもしれない。