全脳自由帳

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選択的夫婦別姓制度について(1)

ここ何年か、選択的夫婦別姓制度についての議論が高まってきている。

www.moj.go.jp

私は賛成である。なぜなら、特に反対する理由がないし、別姓にしたい人にとってはいいことだろうから。

私自身は、結婚する時に妻にこちらの姓に変えてもらった。結婚を決めたあと「名字どうする?」と切り出す時には結構緊張した。私は変えたくなかったが、夫の方に合わせなければならないという正当な理由などない。妻に「変えたくない」と言われたらどうしようと思ったものだった。

そのあと子供たちも含めて長年同じ姓でやってきたから、今さら別姓にする(妻が旧姓に戻す)のはいやだし、「これから結婚する人は全員別姓」という制度にするというなら反対だが、同姓か別姓かを選択できるのなら何ら反対する理由がない。

私が独身だったとしても賛成したと思う。選択的夫婦別姓制度になって、これから結婚するとして、妻になる人に「名字を変えたくない」と言われたら、子供のことなど含めて、よく話して決める。それだけのことである。

反対する人の中には、夫婦同姓という「日本の文化」を守ろう、という人もいる。それがどれほど「日本の文化」なのかはともかく、社会の状況からしてそろそろ手放す時期ではなかろうか。着物から洋服に変えたように。

この問題に関していろんな記事を読んだが、「選択的夫婦別姓、是か非か」については、私の意見は上に書いた以上でも以下でもなく、特に真新しい主張はない。