米中毒別館

思いついたことをこまごまと。本の感想なども。

黒い仏(殊能将之)

黒い仏 (講談社文庫)

黒い仏 (講談社文庫)

2001年の作品。

九世紀の天台僧・円載にまつわる唐の秘宝探しと、一つの指紋も残されていない部屋で発見された身元不明死体。無関係に見える二つの事柄の接点とは? 日本シリーズに沸く福岡、その裏で跋扈する二つの力。複雑怪奇な事件の解を、名探偵・石動戯作は、導き出せるのか? 賛否両論、前代未聞、超絶技巧の問題作。

わけがわからん。それ以外に言いようがない。

終盤、「こんなことを持ち出したからには、それを巧みに利用した前代未聞のしかけが最後に待っているに違いない」と期待しながら読んだのだが、その時点でしかけはすでに明かされていたのだった。

「前代未聞」とも「超絶技巧」とも思えなかった。「賛否両論」ではあるかもしれない。