全脳自由帳

より考えるために書く

東京までの乗車券代を節約してみたが

昨日の東京出張では、JRの乗車券(新幹線特急料金以外の分)を少し工夫して買ってみた。

大阪市内⇔東京都内は約560kmで、普通に乗車券を買うと片道8510円、往復17020円。ところが都内よりもう少し先の、600kmを少し超えたところまで買うと、片道は9350円だが往復だと往復割引(片道600km以上の場合のみ1割引)により16820円。素直に東京都内まで買うより往復で200円だけ安いのである。そこで、千葉県の浜野駅(大阪からだと約602km)までの往復切符を買って新大阪からJRに乗った。

浜野までの途中にある東京都内の駅(東京都内ならどこでもよいわけではないが、山手線の駅なら大丈夫な模様)には「途中下車」として降りることができるので、今回の東京出張には支障がないはずだったのだが、どうも自動改札機との相性が悪かった。

  1. 行きの乗車券で新大阪の改札機を通る。問題なし。
  2. 東京駅で乗り換えて山手線の駅で下車。この時改札機がピンポンピンポンと鳴る。「途中下車ですので切符を取ってください」という警告らしい。駅員に「もう先は乗りませんから」と言って切符を渡す。
  3. 帰り、山手線の駅で「浜野→大阪市内」の乗車券を入れると改札機が鳴った。「経路の途中からの乗車」だから問題ないはずなのに。駅員に見せて入る。
  4. 品川の新幹線乗換口で同じ乗車券を新幹線特急券とともに入れるとまた改札機が鳴る。駅員に見せると「おかしいですね」。新幹線に乗る。
  5. 新大阪の新幹線→在来線乗換口で乗車券・新幹線特急券を入れると、改札機が鳴り、切符は出てこない。駅員に調べてもらったところ、改札機の中で詰まっていたらしい。原因不明。
  6. 大阪駅で乗車券を改札機に入れて出る。問題なし。

というわけで、4回も改札機に引っかかってしまった。これらのうち5.だけは物理的な原因(切符が痛んでいたとか)かもしれないが、東京での3回はどうも改札機がそういう仕様になっているようである。これで200円の得というのでは、手間をかける値打ちのある気がしない。改札機を鳴らすたびにまわりの人に迷惑をかけるし。

ただし、東京よりもう少し先へ行くときには有効性が増す。たとえばディズニーランドのある舞浜まで行く場合、大阪市内⇔舞浜を普通に買うと往復17440円。代わりに浜野までの往復切符にすることにより620円の節約になる。