米中毒別館

思いついたことをこまごまと。本の感想なども。

トリック狂殺人事件(吉村達也)

トリック狂殺人事件 (光文社文庫)

トリック狂殺人事件 (光文社文庫)

詰将棋作家としても有名な作者。「王様殺人事件」という詰将棋の本は読んでいたのだが、本職の小説の方を読むのは初めて。多作な人のようなのでどれを読んだらいいのかよくわからない。「本格推理小説」として評価が高そうなこれにすることにした。

クローズドサークルもの。雪の山荘に招かれた男女6人に、謎の人物「トリック卿」から問題が出される。そして殺人事件が起こる。

  • 第1問: いかにして彼女は氷の柩に閉じ込められたか
  • 第2問: いかにして犯人はその部屋から脱け出したか
  • 緊急出題: なぜ予定にない人間が殺されたのか
  • 第3問: いかにして犯人は空中に消えたか
  • 最終問題: いったい私は誰なのか

なかなかおもしろかった。問題の答と殺人事件の真相がうまく絡み合っている。第2問の密室トリックにも感心。主人公(探偵役)の烏丸ひろみはシリーズものらしい。いつか気が向いたら他の作品も読む。