- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 1994/02
- メディア: 文庫
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というわけで、館シリーズや「霧越邸殺人事件」とは全く毛色の違う作品になっている。謎を解く側は刑事・明日香井叶と双子の兄・響が中心。独特の怪しい雰囲気があまりないし、いつもの「大技」も使わず。しかしなかなかおもしろかった。トリックの性質はなんとなく想像がついたが、真犯人は全然わからず。すごく鋭い人ならかなり早い段階で勘づくかもしれない。
「鳴風荘事件―殺人方程式II」で明日香井兄弟の再度の活躍が読めるらしい。