米中毒別館

思いついたことをこまごまと。本の感想なども。

鳥人計画(東野圭吾)

鳥人計画 (角川文庫)

鳥人計画 (角川文庫)

スキージャンプの話。V字飛行が出てくる前の時代。倒叙ものというわけではないのだが、犯人の名はかなり早い段階で提示される。そして犯人が真相を追究するというユニークな構成。そして意外な真相が明かされる。

分解写真やグラフが出てきて、理系ミステリーのフレーバー。ここに出てくる訓練、本当に可能なんだろうか。これに近いことはできるかもしれないが。

スポーツ界の問題と殺人ミステリーとをうまくからめていると思う。しかしこの話が好きになるかどうかは、天才ジャンパー・楡井明にどれくらい感情移入できるかによるかも。