全脳自由帳

より考えるために書く

占星術殺人事件(島田荘司)

占星術殺人事件 (講談社文庫)

占星術殺人事件 (講談社文庫)

先週の土曜は本を読むための旅にまた出て、金沢まで行って帰ってきた。その電車の中で読んでいたのがこれ。ミステリーは電車の旅で読むのにふさわしい。

Webで書評をチェックして本を選ぶとハズレが少なくなる。この作品も非常によかった。40年も前の事件の謎を解くという話なので話の展開にハラハラさせられることはないし、かなり余計な展開が混じっていたように感じたが、トリックにはただただ感心。よくこんなことを思いつくものである。

途中で「読者への挑戦状」を2回もつきつけられても誰が犯人か全然わからなかった。探偵・御手洗潔が真相に気づく時のエピソードでは彼と同じようなことを思い出していたのに。