全脳自由帳

より考えるために書く

ふたりの証拠(アゴタ・クリストフ)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

悪童日記」の続編。1作目と状況はかなり変わっているが、引き続き「ドライで悲しい」話だった。そしてやはり意外な結末が待っていた。三部作最後の「第三の嘘」を読まずにはいられない。

このシリーズは文体が非常にシンプルなので、原書が英語ならそちらを読めたかもしれないと思ったのだが、残念ながら原書はフランス語。著者はフランス語ネイティブではないらしい。それが文体がシンプルな要因の1つかもしれない。