全脳自由帳

より考えるために書く

十角館の殺人(綾辻行人)

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

ここで紹介されているミステリーを読むのは3作目(うち「ロートレック荘事件」は10数年前に読んでいたが)。孤島を訪れた大学ミステリー研究会のメンバーが次々と殺されていく話。日本推理小説界にとってエポック・メイキングだった作品らしいので、土日で読んでみた。昨年出た新装改訂版。オリジナル版の文章が少し修正されているとのこと。

「たった1行で世界が反転する」というのをまんまと体験させられた。これはすごい。その1行を読んだ時、しばらく何のことかわからず、そして「ああ、そうなのか!」。

ミステリーマニアでもないのに最近クローズドサークルものをいくつか続けて読んでいたが、続けて読んでもおもしろいものはおもしろい。Webで評判を調べて、さらにいくつか読んでみることになりそうである。