全脳自由帳

より考えるために書く

「カラマーゾフの兄弟」第2巻読了

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)

第1巻と同様、「割と速く読めるが頭に残らない」という状態だが、ともかく第2巻を読み終えた。

この巻には有名な「大審問官」があり、またゾシマ長老の一連の談話と説教がある。どちらもキリスト教に関連する重い話で、きちんと理解できたなどとは到底言えない。これらの部分は時間を置いて再読した方がよさそうである。

物語としては、本格的な展開はまだまだこれからだと予想される。そういう意味では第3巻以降が楽しみである。

聞くところによると、「カラマーゾフの兄弟」には戦前から最新のこの亀山訳まで14種類の日本語訳があるらしい。亀山訳を読み終えて「よかった!」と言えたら、他の訳で主要なところを再読してみるのもいいかもしれない。