全脳自由帳

より考えるために書く

Reflections(寺尾聰)

Reflections

Reflections

紅白歌合戦寺尾聰が歌っているのを観ていたら、無性にこれが聴きたくなった。といっても私はこのアルバムを持っていなかった。妻はレコードでよく聴いていたそうである。この機会にというわけでAmazonに注文してCDを購入。

1981年の大ヒット。それまでアルバム売り上げで歴代1位だった井上陽水の「氷の世界」を抜いて、当時の歴代1位になった。164.6万枚売れたらしい。これを抜くアルバムは1980年代には出なかった。「アルバムチャート大辞典」によると、現在は歴代116位。「氷の世界」は157位。1990年代にミリオンセラーアルバムが山ほど出たからな。

寺尾聰というと「ルビーの指輪」ばかりが取り上げられるが、当時は「ルビーの指輪」「SHADOW CITY」「出航 SASURAI」の3曲が同時にチャートインしていた。そして私は「ルビーの指輪」よりも他の2曲、特に「出航 SASURAI」が好きだった。今その話をしても誰もこれら2曲を覚えていないが。

アルバムを通して聴いてみても、上記3曲が光っている気がする。そしてやはり「出航 SASURAI」がよい。思っていたより軽めのアレンジでテンポも意外と速いなと感じるのは、私自身の感受性の変化のなせる業か。