全脳自由帳

より考えるために書く

続々・同じ曲を違う人が歌うのを聴く

全く季節はずれだが、前回触れたMerry X'mas Showについて。日本テレビ系で2回だけ、1986年と1987年のクリスマスイブに放送された。明石家さんまが司会、桑田佳祐松任谷由実(当時ほとんどTVに出ていなかった)を中心に、いちいち挙げられないぐらい豪華な顔ぶれのミュージシャンが出演した、奇跡のような音楽番組だった。

私はどちらの放映も観られなかったので、あとで'87の方だけ友人にビデオテープを借りて観た。オープニングの「COME TOGETHER」、泉谷しげる渡辺美里の「二人のFOUR SEASONS」など、惹かれる曲が多かったが、特に好きだったのがこれ。松任谷由実アン・ルイス小泉今日子の3人による島倉千代子の「愛のさざ波」である。

友人に悪いと思いながら、ビデオのこの曲のところは何度も再生した。作詞・なかにし礼、作曲・浜口庫之助浜口庫之助宮川泰が作曲した歌謡曲はポップなものが多いので、こうやって違う人が新しいアレンジで歌うとメロディのよさが際立つ。

浜口庫之助といえば、映画「稲村ジェーン」のサントラアルバム原由子が歌う「愛して愛して愛しちゃったのよ」にも驚かされた。曲は知っていたが、こんなにきれいな曲だとは思っていなかったのだった。