全脳自由帳

思いついたことをこまごまと。本の感想なども。

「わたしと仕事、どっちが大事?」と聞かれたら

論理的な思考を身につけて議論に強くなるための本。いつも読んでいる「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」で知った。いろんな事例を挙げて議論のテクニックや落とし穴を紹介していて「なるほど」と思ったが、いろいろありすぎてちょっと消化不良か。自分なりにちゃんと理解するためには何度か読む必要がありそうである。

「わたしと仕事、どっちが大事?」というのは論理の落とし穴の1つ「誤った二分法」の例として挙げられ、象徴的に本のタイトルに採用されている。「わたし(恋人・妻)」と「仕事」は同類のものではないから同じ基準で比較ができず、もともと選ぶことができない選択肢だというのである。

考えてみると、この質問に対する答え方には以下の3通りがありそうである。

  1. 「比べられるもんじゃないだろう」
    と、回答不可能な質問であることを主張する
  2. 「そりゃもちろん君の方だよ」
    と、論理は無視して相手の喜びそうな回答をする
  3. 「それは何と何を比べてるの? 君と別れるか会社をやめるかだったら会社をやめるけど、デートの日に緊急の仕事が入ったら仕事の方に行くこともあるよ」
    と、回答できる質問にブレークダウンして回答する

明石家さんまは1.派らしい。「比べられるもんやないやろ?」と言うのが正しいと言っていた。

この本では、相手は恋人や妻なのだから感情に訴えるように2.のように答えた方がよいと書かれている。でもそれだと「じゃあどうしてわたしをほっといて仕事してたの?」と次の質問が来ることがありそうだが。派生形(?)として、「質問には答えずにひたすら謝る」というのも考えられる。

私がこういうことを聞かれたとしたら、どうも3.のように答えたくなってしまいそうである。「問題」を出されるとなんとかして「答」を出さないといけないと思ってしまうのは悪いクセである。