全脳自由帳

思いついたことをこまごまと。本の感想なども。

The Curious Incident of the Dog in the Night-time (Mark Haddon)

The Curious Incident of the Dog in the Night-time

The Curious Incident of the Dog in the Night-time

イギリス人の友人に「最近英語の小説を読んでいるので、英語がやさしいもので何かオススメを教えてくれないか?」と聞いたら、これを勧められた。おもしろくて英語も簡単だという。ネイティブが簡単だと言ったからといって必ずしも私にとって簡単だとは限らないのだが、読んでみた。確かにやさしくてかつ話がおもしろいので、盆休みに一気に読んでしまった。

主人公は15歳の自閉症の少年Christopher Boone。近所の犬が殺されるところから彼の冒険が始まる。話は最初から最後まで彼の一人称で語られる。これが英語がやさしい理由でもあるのだが、読者はできごとを全て彼の変わった文章を通して知り、Christopher自身を含めて登場人物の感情もそこから読み取ることになる。このあたりが好みの分かれるところかもしれない。

筋とは直接関係ないが、Christopherは天文学や数学を中心とした科学が好きなので、章の番号が全て素数になっていたり、「天の川(Milky Way)にはなぜたくさん星があるか」「モンティ・ホール問題」といった科学の話題が出てきたりする。そういう話の好きな人には読みやすいかも。

友人によると、もう1冊「Life of Pi」というのもオススメだそうである。こちらは英語が若干難しそうだが、そのうち読んでみたい。しばらくは、ダレン・シャンシリーズとその他の本を交互に読みながら並行して"Big Bang"を少しずつ読む、という感じにしようかと思う。