全脳自由帳

より考えるために書く

ペン回しの技

「手先がおそろしく不器用」と書いたが、「ペン回し」は割とできる。文章で説明するのは難しいが、ペンを手で操って指のまわりなどをくるりと回す技である。だいたい受験生の時に上達するものと相場が決まっていて、高校時代にクラスで大流行。ふざけて友人と「日本ペンまわし協会(JAPTA)」というのを設立し(「日本」とついているが、もちろん仲間うちで勝手にやっていただけ。高校生のノリである)、会則を定めて段級の認定などを行っていた。私は副会長で、八段を認定されていた。

そんなことを思い出し、ペン回しに関するサイトもあるだろうと思って検索してみたら、あったあった。「ペン回し資料室」。「指先のジャグリング」という言葉にニヤリ。いろんな技が動画まで使って解説されている。これほどたくさんの技があるとは思わなかったし、名前をつけたこともなかった。しかも技の名前のつけ方の規則まで載っている。こういう、力が入ってかつゆきとどいたサイトに出会うと本当にうれしい気分になる。

ここで解説されている技の中で私ができるのは、ノーマル(これは基本)、リバース、そしてそれらの組み合わせであるハーモニックあたり。他に、このサイトには載っていないようだが、ノーマルを終えた状態から手首だけを使って逆にまわす技(バックアラウンドを親指のまわりでやるようなもの)および、それをノーマルと連続で行う技もできる。これぐらいできないと八段はもらえないのである。

ハーモニックというコンビネーション技は何度でも連続で繰り返すことができる。一度何回できるかやってみたら1000回以上続いたことがあった。日本ペンまわし協会には、ノーマルを極めて1分間に120回まわせる奴、ただ1人ダブルのできる奴もいた。まわすのがやめられなくて勉強に差し支えるからと「禁まわし」を実施したこともあった。よい思い出である。