米中毒別館

思いついたことをこまごまと。本の感想なども。

言葉

「○日中に」「○日までに」

メールで、出欠回答などの〆切を 「10月30日中にご回答ください」というふうに書く人がいる。今日が10月30日なら問題ないのだが、まだ30日になっていない場合、今日回答してもいいのか? それとも30日まで待ってから送るべきか? まあ普通はすぐ送っていいのだ…

座右の銘は何ですかと聞かれたら

たまーに「座右の銘は?」と聞かれる。 「清濁併せ呑む」という言葉が好きで、以前はこれを答えていた。辞書を引くと「善悪の区別なく受け入れる、心が広いさま」を指すようだが、見たくない現実をも直視して前に進む、という意味もあると思っている。 最近は…

「お」「ご」をつけるとき、つけないとき

歯の詰め物がとれたので、久しぶりに何回か歯医者に通った。歯科医の先生に詰め物を入れ直してもらったあとの何回かは、歯科衛生士(だと思う)の女性が歯石を取ってくれたのだが、その時に「お痛みはありませんか?」「(椅子を)お倒しします」と、ほとんどの言…

言葉の使われ始め(5)

最高権力者を表す言葉として「ドン(漢字では『首領』)」という言葉が使われるようになったのは、映画「日本の首領」が世に出てから この仮説にもあまり自信はない。「ドン(首領)」という言葉を世間が使い始めた、という時期の記憶(急に使い始めたな、と思っ…

配偶者の呼称

男が他の人に対して自分の配偶者に言及する時、「妻」「家内」「女房」などいろんな呼称がある。何を使うかは人によって様々で、何がよくて何がふさわしくないかの感覚も人によってかなり違うようである。私はかなりくだけた場を除いては「妻」を使っている…

言葉の使われ始め(4)

芸能界のできごとや芸能人のしたことに「伝説」という言葉が多用されるようになったのは山口百恵の引退が遠因 この仮説にはあまり自信はない。芸能界、特に音楽界で、「伝説のバンド」「伝説のライブ」のようにやたら「伝説」を使うのが耳につく。伝説という…

言葉の使われ始め(3)

女の子の名前の最後の「な」に「春菜」「優樹菜」のように「菜」を使うのが浸透したのは中森明菜が登場してから 実感としてこう思っているのだがどうなのだろう。昔は「な」は「奈」(「名」もあったかも)が一般的で、中森明菜が出てきた時(デビューは1982年)…

言葉の使われ始め(2)

若い女の子のことを「ギャル」と呼ぶのが一般的になったのは沢田研二の「OH! ギャル」という曲がヒットしてから これも信じて疑っていなかった。実際この歌(1979年)が出るまでは「ギャル」という言葉を知らなかったし、歌番組(ザ・ベストテンだったか?)で司…

言葉の使われ始め(1)

「限りなく負けに近い引き分け」「限りなくクロに近いグレー」というような「限りなく○○に近い××」という言い方は、村上龍の小説「限りなく透明に近いブルー」がベストセラーになってから広く使われ始めた 私の年代以上だとこの小説が芥川賞を受賞して売れた…

「いちだんらく」と「ひとだんらく」

ちょっと前の話だが、「タモリのジャポニカロゴス」と「世界一受けたい授業」で独立に、「『一段落』は『いちだんらく』『ひとだんらく』どっち?」という問題をやっていた。正解は「いちだんらく」だった。先頭に「一」がつく場合、音読みのものの前だと「い…

じっちゃんの名にかけて

金田一秀穂先生の「知るを楽しむ・この人この世界」、今日の放送は助詞や動詞の使い方について。推理小説の最後に犯人を突き止める時、「Aさんが犯人だ」「犯人はAさんだ」というように助詞の「は」「が」を使い分ける、という話をしたあと、「じっちゃんの…

イピピとオポポ

金田一秀穂先生の「知るを楽しむ・この人この世界」、6/18の放送は「音の不思議な力」。言葉の意味以外にも音の印象や言葉のリズムによって人間はいろんなことを感じ取っているという内容だった。この番組の中で、以下のような調査を街頭で行っていた。 宇宙…

日本語の音の数

ふとテレビをつけたら、NHK教育で「知るを楽しむ・この人この世界」という番組をやっていた。金田一秀穂先生の「びゅの日本語」。 日本語の音(外来語や擬音語でしか使わない「シェ」「ティ」のような音を除く、もともとある音)は101個あいうえおかきくけこさ…

世界で最も話す人の多い言語

前回のエントリに書いた"Ethnologue: Languages of the World"によると、世界で最も話す人の多い言語は中国語の北京語(Chinese Mandarin)ということになる。約8億7千万人が話すそうである。これは多分、第一言語として話す人の数。「世界で最も話す人の多い…

日本語人口

イギリス人の友人が「マイナーな言語を話す国の人ほど英語がうまい」と言っていた。例えばスウェーデンやデンマークなどの北欧の国。「でも、日本語は日本人しかしゃべらないけど僕らはこんなに英語が下手だ」という話をすると、「日本語は1億人以上がしゃべ…

自分の呼び方

長女(小5)は、自分のことを話す時に「花子(仮名)はね...」というように自分を名前で呼ぶ。「そろそろ『わたし』と言ったらどうなのか」と言うと、「そんなの誰も言わない」という。学校の友達も、女子は長女の知る限り全員が自分の名前を使うらしい。さすが…

食いだおれ、着だおれ、他には?

会社のグループ旅行で観光バスに乗って浜松へ。職場の旅行となると夜の宴会がメインイベントだが、行き帰りもバスガイドさんのいろんなウンチクが聞けて盛り上がった。その中の1つ。大阪は食べ物がおいしいということで「大阪(浪速)の食いだおれ」というのは…

中国の怪しい店

出張で中国の大連にいる。中国語は全然できないしここでは英語もあまり通じないが、漢字(大連は簡体字だが)が読めるからある程度意味がわかるというのはありがたい。表意文字を共有しているというのは大きいことである。街を歩いている時、いろんな店の看板…

漢字・かな・数字

メモ。ある程度考えがまとまったら本家ブログに書きたい。 失語症の人(日本人)の読む力のリハビリの際にはもっぱら漢字を使い、ひらがな・カタカナは使わないようにするらしい。意味のない文字を覚える(思い出す)のは難しいとのこと。 英語のヒアリングにお…

韓流日本語

前回の続き。そういえば韓流スターのコメントの日本語訳はたいてい普通に(日本人がコメントするように)敬語になっている。敬語を使わなかったり「〜わよ」と言ったりするのは欧米人、特にアメリカ人のコメントの翻訳表現のようである。フランクさを出そうと…

そんな言い方、聞いたことないわよ

友人のブログで紹介されていたマドンナ来日の記事。 マドンナは12年ぶりの来日の感想を「温かいトイレの便座が懐かしかったわ」と開口一番のジョーク。実はマドンナの専属シェフは日本人。今回も42人のスタッフが同行しており「日本食はおいしかったって…

大往生

「大往生」という言葉、眠るように息を引き取った場合などによく使われるが、昔からこの言葉を聞くと弁慶の最期(矢がたくさん刺さって立ったまま死んだ)のような壮絶な死に方を想像してしまう。弁慶の場合は「弁慶の立往生」という呼び名がついているが。 所…

けんけん○○○○、かんかん○○○○

盛んに議論する様子を、私のまわりの人はみんな「けんけんがくがく」と言う。正しくは「けんけんごうごう(喧喧囂囂)」もしくは「かんかんがくがく(侃侃諤諤)」である。よくある間違いではあるが、どうして混ざった言い方をする人がこうも多いのか。よほど言…

麻雀牌の呼称

週末に私の実家に帰省。実家のPCにはゲーム「上海」がある。麻雀牌(でない設定も可能だが)を消していくゲーム。妻は麻雀を全く知らない。「上海」をやるのにそれで支障はないが、私がやっている時に口をはさみだすと、 妻「その『きた』と、この『きた』をま…